研究課題
サル脳を画像化できる改変γAPP-Tatを試みてMRI画像を施行したが、プローブの脳内移行が十分でなく、十分なシグナルが得られなかった。この結果が用いられた動物(自然発症認知症サル)の脳内でアミロイド集積がなかったことに起因したかどうかについて調べる目的で、PET画像でサル脳を確認した。その結果、[11C]PIBによるアミロイドとミクログリア活性を試みてアミロイドの脳内集積がみられ、軽度ミクログリア活性が生じていることが示された。本研究のγセクレターゼのAPP分解酵素活性を評価できるin vitro研究では、実際にNeuro2a細胞株を用いてγセクレターゼの酵素活性APPのプロセッシングを評価できるプローブを設計することができた。その後、そのプローブを用いたin vivo画像化を試みて、細胞内に取り込ませるためのプローブ(γAPP-Tat)を作成してサル脳で確かめたが、脳内移行がうまく行かず十分なMRIシグナルを得られなかった。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Brain
巻: 136 ページ: 3004-17
10.1093/brain/awt195