研究課題
[18F] florbetapirは従来のアミロイド用PETリガンドと比べて敏感度、特異度共に優れており、今後アミロイドイメージングの中心技術となると期待されている。本研究ではまず[18F] florbetapirを用いたアミロイドイメージングの開発導入を行った上で、アルツハイマー病群、軽度認知障害群、健常対照群を対象に [18F] florbetapirを用いたPET検査を行いアミロイドの陽性率を検討して、[18F] florbetapirによるアミロイドアミロイドイメージングによる病態診断の意義を検証した。次に、軽度認知障害でうつ病の合併例を対象にPET検査を行い、アミロイド病変とうつ病との関連を検討した。その結果、軽度認知症患者でアミロイド陽性群は陰性群に比べて、うつ病の発症年齢が有意に高齢であることを明らかにした。この結果は、若年または成人発症のうつ病より、晩発発症のうつ病がアミロイド病変と関連すること、すなわち、アルツハイマー病の前駆症状としてのうつ病の存在を示唆していると考えた。さらに、縦断的調査の結果から、[18F] florbetapirで測定したアミロイド病変には継時的変化を認めれられないこと、アミロイド陽性例では陰性例に比べて認知機能の低下が有意に大きいことを明らかにした。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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