研究課題
基盤研究(B)
膵島移植はI型糖尿病の理想的な細胞治療法であるが、移植した膵島は早期より傷害され進行性に失われてしまう。本研究では、安全かつ有効な膵島移植法を確立すため、NF-κBやCD40を標的とした新しい治療戦略を探求した。マウスやイヌ膵島移植モデルでNF-κB活性化抑制作用を有するDHMEQ、PPAR-γアゴニストやプロテアゾーム阻害剤投与により、移植後早期の炎症反応による膵島消失を有効に抑制し得た。また、マウスやサル膵島移植モデルにおいて、CD40-CD40L副刺激遮断により拒絶反応は強力に抑制されアロ移植膵島の生着期間は著明に延長した。これら分子標的治療は有効であり、臨床応用が期待される。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件)
Transplantation
巻: 96(5) ページ: 445-53
10.1097/TP.0b013e31829b0744
巻: 96(5) ページ: 454-62
10.1097/TP.0b013e31829b077f
Am J Transplant
巻: 13(8) ページ: 1976-88
10.1111/ajt.12330
J Hepatobiliary Pancreat Sci
巻: 19(6) ページ: 661-6
10.1007/s00534-011-0485-3