研究課題
基盤研究(B)
BALB/cマウスに四塩化炭素及びチオアセトアミドで肝線維化を誘導し、脾臓摘出群と温存群で比較を行った。その結果、脾摘による肝線維化抑制効果が示された。免疫不全マウスでは脾摘による肝線維化抑制効果は認めなかった。そのメカニズムを解明するため肝内のTh1/Th2バランスの変化を調査した。その結果、脾摘群でTh1が優位に変化していた。また脾臓では肝傷害時にCD4陽性細胞数が減少し、反対に肝臓では増加を認めた。GFP陽性脾細胞の移植実験により、脾臓から肝臓へのTリンパ球の遊走が確認され、その大部分がTh2リンパ球であった。脾摘がTh1/Th2バランスの修飾により肝線維化抑制に関与することを示した。
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