研究課題
基盤研究(B)
膵臓がんはきわめて予後不良のがん腫であり、診断時にすでに遠隔転移を認めることが多い。本研究の目的は、最新のプロテーム技術を用いて、膵臓がんのバイオマーカーの開発と浸潤・転移機構の解明である。我々は、膵臓がん患者の迅速解剖を行った症例で、同一患者から樹立した①腹膜播種転移巣、②肝転移巣、③肺転移巣の細胞株を用いて、プロテームならびにチロシンリン酸化プロテオーム解析を行った。その結果、それぞれの転移巣で異なる発現パターンを示した。つまり、プロテオームレベルでも明らかながんの不均一性が存在した。さらに、転移巣ごとに、キナーゼ阻害剤に対する異なる治療効果を示した。
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