研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は、胸部大動脈ステントグラフト治療 (TEVAR) によるエントリー閉鎖後の大動脈リモデリング(AoR)発生期間とその因子の解明である。我々はAoRが有効に発症する時期(ERD)を同定するため、これまでB型大動脈解離にTEVARを行った706症例の検討にて、大動脈解離発症から治療までの期間が1年以内であれば有意に発症する事を明らかにした。さらに多施設前向研究として厚労省先進医療B認可の元、17症例に治療を施行し6ヶ月以内では発症しやすいことが分かった。またバイオカーカーとしてのmicroRNA解析においては、特異なmicroRNAが大動脈解離において正常人に比し有意な相違を認めた。
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Eur J Cardiothorac Surg
巻: 45(2) ページ: 298-304
10.1093/ejcts/ezt391