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2013 年度 実績報告書

自己骨髄由来幹細胞を用いた心血管再生における新たな治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 23390336
研究機関山口大学

研究代表者

濱野 公一  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60263787)

研究分担者 森景 則保  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50335741)
李 桃生  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50379997)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード低酸素プレコンディショニング / 下肢虚血
研究概要

昨年度までに健常者を対象とした末梢血単核球細胞(PBMNCs)が低酸素プレコンディショニング処理により機能増強されること、また、中型動物の自己PBMNCsに対する低酸素プレコンディショニングおよびその下肢血流改善効果を検証してきた。本年度も引き続き本研究を進めてきたが、下肢虚血患者を対象としたヒト幹細胞を用いた臨床研究の認可が依然としておりないために研究計画が大幅に遅れてしまった。厚生労働省とのやり取りの中で指摘された点について全て検証・修正し、申請書修正版を提出したところである。本年夏には認可がおりるものと考えている。そこで本年度は、臨床研究を円滑に開始させる為に健常者サンプルを用いて低酸素プレコンディショニング条件の詳細な検討を行った。その結果、ヒト細胞においても2%O2条件に短時間暴露することによって、血管新生因子産生および酸化ストレス抵抗性などの機能増強が最も促進されることを明らかにした。また、低酸素プレコンディショニングによって健常者のPBMNCs内の細胞分布が生じないこと、コールドラン試験および細菌検査項目の選定など、臨床試験に向けた最適化プロトコルを作成した。さらに、中型動物を用いた前臨床試験で認められた血流改善効果の分子機構の一端を明らかとし、学会発表および国際誌への投稿をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Hypoxic preconditioning reinforces cellular functions of autologous peripheral blood-derived cells in rabbit hindlimb ischemia model.2014

    • 著者名/発表者名
      Kudo T, Hosoyama T, Samura M, Katsura S, Nishimoto A, Kugimiya N, Fujii Y, Li TS, Hamano K.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun

      巻: 444 ページ: 370-375

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2014.01.054.

    • 査読あり
  • [学会発表] 自己末梢血単核球を用いた血管新生療法における低酸素プレコンディショニング(HPC)の有用性

    • 著者名/発表者名
      工藤智明、細山 徹、佐村 誠、濱野公一
    • 学会等名
      第103回日本循環器学会中国地方会
    • 発表場所
      鳥取県米子市(米子コンベンションセンター)

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公開日: 2015-05-28  

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