研究課題
基盤研究(B)
自己幹細胞を用いた心血管再生治療の効果は限定的であり、患者による効果の違いも認められていた。我々は細胞を移植前に低酸素状態に短時間晒すことにより細胞機能の増強が誘導できることを明らかにしており、本研究ではこの低酸素プレコンディショニング法を臨床応用すべく研究を進めた。末梢血管障害を誘導した中型動物より採取した末梢血由来の自己幹細胞を、低酸素プレコンディショニング処理した後に虚血下肢へ移植すると、細胞移植28日後に極めて高い血管新生効果とそれに伴う血流の改善が認められ、さらにヒト末梢血由来幹細胞においても細胞機能の増強が認められたことから、本法の臨床における有効性が期待される。
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