研究課題
基盤研究(B)
生分解性素材のみを体内に移植することで再生血管を作成するという研究を行ってきた。動物実験において、素材の至適化と最適化により、径8~10mm、長さ2~6cmまでの再生血管(静脈および肺動脈)の作製に成功した。3年にわたる長期経過観察により、細胞を用いない再生血管の良好な開存性と機能、組織像、再生の過程を研究した。同時に素材の最適化、製造工程の見直し、至適条件の確立を目指すことで、臨床応用可能な素材の安定供給を目指し研究を行ってきた。将来的には、先天性心疾患の代用補填物(医材)として提供できるよう、研究を継続している。
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