研究課題/領域番号 |
23390361
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
須藤 啓広 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60196904)
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研究分担者 |
松峯 昭彦 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00335118)
西村 明展 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10508526)
明田 浩司 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20422826)
長谷川 正裕 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (40308664)
若林 弘樹 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50362687)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | コホート研究 / 運動器不安定 / ロコモティブシンドローム / 要介護認定 / ロコモ25 / 骨粗鬆症 / 変形性膝関節症 / 椎体骨折 |
研究概要 |
2009年の第7回検診までの全1239人の参加者のなかで、追跡可能であった913人(平均経過観察期間7.9年、男性323人、女性590人)を対象として骨粗鬆症(OP)、椎体骨折(VF)、変形性膝関節症(KOA)と生命予後との関係を調査した。膝関節X線像にて片膝でもKellgren & Lawrence分類でII度以上であるものをKOAA、非利き手側の前腕DEXA法による骨密度がYAM70%未満のものをOPと定義した。VFは「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2011年版」の既存骨折の判定基準に基づいて行った。追跡期間中に死亡したものを死亡群、生存し続けたものを生存群とし、KOAの有無、OPの有無、VFの有無との関係を調査した。 913人中、死亡したものは300人であった。10年生存率はKOAありが61.0%、KOaなしが70.8%で単変量解析で2群間に有意な差は認められなかった。OPありが64.1%、OPなしが76.5%でOPありはOPなしに比べ、有意に生命予後が短かった(p<0.01)。また、VFありが57.4%、VFなしが75.3%でVFありはVFなしに比べ、有意に生命予後が短かった(p<0.01)。単変量解析で有意差が出たOP、VFを年齢、性別を補正したCox比例ハザード検定で検定すると、OPの有無では有意な差は認められなくなったが、VFの数では生命予後との関連性が認められ、VFの数が多くなるほど年齢、性別に関係なく、有意に生命予後が短いという結果が得られた。 KOAの遺伝子解析では6つの遺伝子(PRKAR2B, HPB-1, COG5, GPR22, DUS4L, BCAP29)が存在する7q22染色体領域がKOAと関連することが示された。 また、2013年12月には第9回検診を行い、新たに212名の参加者を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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