研究課題
(1)メカニカルストレスおよびサイトカインによる転写因子解析前年度同様、アグリカナーゼ誘導性が確認されているヒト軟骨肉腫由来細胞株(OUMS-27)を用いた。最終年度はメカニカルストレスのみの単独刺激を加えた際の反応と、これまでのサイトカインと同時刺激の場合と比較しながら、詳細に検討を進めていくこととした。microRNAの網羅的解析を行う方針とし、microRNAアレイによる発現解析を行うこととした。アレイ解析により、単独刺激で発現促進するmicroRNAに加えて、メカニカルストレスとサイトカインの両方の刺激により、相乗的に発現が亢進するmicroRNA、さらには一方の刺激によりドミナントな発現誘導を受けるmicroRNAなど多様な発現制御を受けていることを世界で初めて見出した。他グループから報告があったmicroRNAは、メカニカルストレスおよびサイトカインによる刺激のいずれの状況下でも、さほど大きく変動しておらず、既知のmicroRNA以外にもダイナミックな変動をするmicroRNAをOUMS-27で同定することに成功した。(2) OA発症早期におけるヒアルロン酸投与による転写因子調節とアグリカナーゼ制御効果の検討ラット前十字靭帯、内側側副靭帯切離、内側半月板切除によるOAモデルを作成した。2,4,6週と経時的に関節を摘出した。OAモデルラットの膝関節腔内へヒアルロン酸投与酸の分子量効果について検討を行った。分子量の大きなヒアルロン酸投与膝関節においては軟骨破壊が抑制されており、アグリカン分解も抑制されていることが確認された。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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