研究課題
基盤研究(B)
両耳聴では一側聴と違い、音源の空間的な位置把握、騒音下での聴取能向上などの効果が得られる。これまで動物を使った大脳聴覚野の研究は、技術的な困難さから、両耳別々に音提示、左右別の大脳聴覚野を研究することは難しかった。われわれはこれまで用いてきた落射型蛍光顕微鏡を改良し、斜め上方から投射することで両側大脳聴覚野の反応を全く同時に記録し、またコンデンサースピーカーと導音管を用いることで両耳別刺激が可能な装置を開発した。それにより、従来刺激側と反対側の大脳聴覚野で処理されていると考えられていた反応が、同側でも多くの処理がされていること、両耳刺激では片側刺激と違う反応が得られることが判明した。
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PLOS ONE
巻: 8(7) ページ: e68113
http://www.med.niigata-u.ac.jp/oto/about/research/