①ICG(インドシアニンググリーン)蛍光リンパ管造影法の開発により、早期のリンパ浮腫の診断が可能となった。これにより、予防的なリンパ管静脈吻合術(Lymphatico-venous Anastomoisis/LVA)がなされ、完治例が出始めている。また、LVAによる治療に関しては浮腫発生後、早期数カ月以内に行うと完治するという症例も出てきている。。 ②リンパ浮腫の病態解明に関しては、肉眼的なリンパ浮腫が発生した時点で、リンパ管の平滑筋細胞の変性がまだ非可逆的であるということが分かった。 ③重症例に対する治療法の開発において、国際共同研究を行っている。東大で開発した術式の普及、啓蒙、得られた結果を講習会で広めて実際の手術方法をデモンストレーションし、より多くの海外の患者を救済することを進行している。
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