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2011 年度 実績報告書

機能性人工真皮の開発及び難治性皮膚疾患への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23390409
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

河合 勝也  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90273458)

研究分担者 鈴木 茂彦  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30187728)
森本 尚樹  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40378641)
キーワード人工真皮 / 再生医療 / 難治性潰瘍
研究概要

申請者らは塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)徐放可能な人工真皮(コラーゲンゼラチンスポンジ)を既に開発し、有効性と安全性を確認する医師主導治験を終了した。新規人工真皮の薬事承認を得るために、取りまとめを行った。
しかしbFGF 単独で得られる効果には限界があるため、bFGF 以外の種々の生理活性物質保持能力を付加し、治療に難渋する難治性皮膚疾患に対する画期的治療となり得る。更に高い組織誘導能を持つ高機能人工皮膚を開発し、臨床試験につなげることを目的とする。そのためにはbFGFのような正電荷物質ではなくEGFのような、負電荷物質の保持を行うために、等電点のことなるゼラチンを利用した機能性人工真皮の作製を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

bFGF徐放可能な人工真皮を既に開発し、有効性と安全性を確認する医師主導治験を終了した。
bFGFのような正電荷物質ではなくEGFのような、負電荷物質の保持を行うために、等電点の異なるゼラチンを利用した機能性人工真皮の作製を行った。

今後の研究の推進方策

動物実験において等電点が異なるだけでは負電荷物質の徐放効果が得られなかった。徐放のためにはゼラチンのカチオン化が必要であることが判明したため、カチオン化ゼラチンを作成し、正電荷および負電荷ともに徐放可能な高機能付加人工真皮を作製する。
さらに動物実験を行い、徐放の確認を行った上で、臨床へ展開する足がかりとなるデータを収集していく。

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公開日: 2014-07-24  

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