本研究では、3次元蛍光イメージングによる観察と定量解析から、骨代謝における新規のメカニズムを探索することを目的とする。3次元蛍光イメージングは、蛍光3次元画像を取得し、コンピューターによる3次元構築を行い、蛍光シグナルの3次元的な広がりと輝度値を定量手法である。その結果、荷重に応じた骨細胞ネットワークの違いを計測することに成功した。また、骨細胞が分泌する骨代謝調節因子であるSclerostinが、生後骨発達過程で動的に変化することを明らかにした。また、骨細胞は,血中リン濃度の調節ホルモンを産生するが、この調節にはDMP1が関与すること明らかにした。
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