研究課題
基盤研究(B)
骨痛はがんの骨転移に高頻度に併発し、がん患者のQOLを著しく低下させる。本研究では、腫瘍が形成する酸性環境に着目し骨痛誘発の分子メカニズム解明を行った。その結果、骨内で増大するがん細胞は酸性環境を形成し、がん細胞の細胞膜にはV型プロトンポンプが発現していることを見出した。また、後根神経節由来の初代培養感覚ニューロン細胞を用いたマイクロアレイ解析により、酸性環境により発現が誘導される遺伝子としてCGRPおよびSnap25を同定した。本研究結果より、骨転移がん細胞によるプロトン産生は後根神経節における疼痛関連遺伝子の発現を制御し骨痛を誘発するという、骨痛誘発の分子メカニズムの一端が明らかとなった。
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