研究課題
基盤研究(B)
本研究では、歯髄幹細胞の歯髄腔への移植による歯髄再生系の確立をはかることを究極の目的とし、歯髄幹細胞の同定、スキャホールドの選択およびラット臼歯による移植実験系の検討を行った。まず、ラット歯髄中にCD146/MAP1B陽性幹細胞様細胞が血管周囲を中心に分布することを免疫組織学的に確認した。さらに、PLLA/Puramatrix三次元複合スキャホールドとともにラット間葉系幹細胞を歯髄腔を除去したラット臼歯に移植したところ、移植4週後に歯髄腔に石灰化組織が急速に形成された。以上より、本実験モデルが幹細胞移植による歯髄組織再生の検証に有用である事が示唆された。
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