研究課題/領域番号 |
23390449
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
大久保 力廣 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10223760)
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研究分担者 |
佐藤 洋平 鶴見大学, 歯学部, 助教 (10410052)
小川 匠 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20267537)
重田 優子 鶴見大学, 歯学部, 講師 (40367298)
栗原 大介 鶴見大学, 歯学部, 臨床教授 (70535773)
井川 知子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (70552389)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 人工舌 / アクチュエータ / 構音補助 / フィジカルモデル / MR画像 / インプラント / 医用工学 / 三次元石膏モデル |
研究概要 |
昨年度は,それまで行っている人工舌に応用可能な各種柔軟性アクチュエータに関して,曲線でリズミカルな運動と形態の多様化を再現できることを確認し,各種柔軟性アクチュエータを開発し,構音補助に応用することを試み三次元フィジカルモデルの検討,確認を行った. MR画像から三次元再構築したモデルにより,構音に必要な舌の位置・形態パターンの解析を試みた.また,それらを再現するための,柔軟性アクチュエータの配列や自己制御機構の再確認を行った. われわれの考案した嚥下補助機能を有する自己駆動型人工舌の基本機構をもとに製作する三次元フィジカルモデルは,三次元化した舌モデルを3分割し,両サイドのパーツは食塊移動時のサポート部となり,中央部には自己駆動型装置を組み込み一体化し,舌背中央部での一時的な食塊保持,その際の鼻咽腔閉鎖,その後の積極的な後方への食塊移動を実現する.すなわち食塊が人工舌と口蓋に介在した状態で閉口した際に,人工舌にかかる圧をトリガーとして,一連の嚥下動作に必要な舌変形が自己駆動で連続して発現することを目指している.そこで実際に人工舌を口腔内に保持する方法として,インプラントを用いた下顎骨固定法を導入するため,本学ハイテクリサーチセンターで行っている医用工学技術を駆使し,三次元石膏モデルを用いて人工舌を定位置固定する方法を模索中である.また,近年普及している3Dプリンターを用いて樹脂製モデルの応用も検討中である. 将来的には人工舌形態の一致性および運動性に関して高速度カラー画像入力システムを用いて比較することにより検証し,より生体に近似した人工舌の開発を目指すものである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
試行錯誤を繰り返しているが,各種柔軟性アクチュエータを構音補助に応用するために必要な舌の位置・形態パターンの解析ができていない.そのため,構音に必要な舌運動を再現するための柔軟性アクチュエータの配列や自己制御機構開発,具現化できていない.また,医用工学技術を応用した三次元石膏モデルに人工舌を保持するためにインプラントを応用する予定でいるが,未だ検討段階である.
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今後の研究の推進方策 |
嚥下補助機能を有する自己駆動型人工舌の開発は少しずつではあるが進展しているので,各種柔軟性アクチュエータと自己駆動機構を有する嚥下補助装置をさらに発展させることになるが,構音に必要な舌の位置・形態パターンの解析を行わなければならない.それらの解析と保持の確保が解決すれば,柔軟性アクチュエータの配列や自己制御機構を実現する事が可能になると考える.
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