研究課題
基盤研究(B)
HIV-1感染者の治療において重要な抗ウイルス薬の内服状態の把握と、行政統計で最も問題となる新規感染者の感染時期判定法の開発を目的とした。まず、HIV感染者の血中と唾液中薬剤濃度測定法を開発した。そして血液中と唾液中の薬剤濃度を測定し、両者が相関関係にあることを見出した。これにより、薬物動態を唾液を用いて評価できる可能性が示唆された。次に、唾液に感染性がない原因が唾液中のウイルス粒子の中のRNAが損傷を受けることにあるという仮説を立て、それを検証するための測定法を確立した。これらの研究はHIV-1感染者にとってより簡便な検査や感染時期判定に役立つ。
すべて 2014 2013 2012 2011 2010
すべて 学会発表 (13件)