研究課題
脂質メディエーターは様々な疾患で重要な役割を果たしており、骨吸収性疾患においても重要性が予想されるにも関わらず、研究はほとんどなされていなかった。われわれは、脂質リガンド、受容体の骨疾患、骨代謝関連性について研究を進め、その結果、骨吸収性疾患に関わる重要なGPCR受容体の存在を確信するようになった。本研究ではこれらの受容体を選定し、in vivo,in vitroで骨吸収作用の解析を行うことおよびGPCR受容体アンタゴニストの骨吸収薬剤としての開発の可能性を検討することを目的とした。我々はすでにPAF、BLT1という脂質メディエーターGPCR受容体について、骨吸収疾患におけるそのアンタゴニストの薬剤としての有用性を示し、報告した。現在、オーファンGPCRの中から候補を抽出するというこれまでと同等の手法により、候補GPCRの選定を行い、解析している。現在、一部は発表準備中である。
2: おおむね順調に進展している
候補となるGPCRの解析が相当進行した。
今後は、解析中のGPCRの解析と標的薬の有用性の検討を行う。また、新たなGPCRの解析にも取り組む。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (6件)
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