研究課題/領域番号 |
23390488
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
眞嶋 朋子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (50241112)
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研究分担者 |
増島 麻里子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 准教授 (40323414)
岡本 明美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (20456007)
渡邉 美和 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (90554600)
淺井 潤子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (30554597)
長坂 育代 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 特任講師 (50346160)
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キーワード | 専門看護師 / 大学院教育 / チーム医療 / 連携教育 / キャリア開発 |
研究概要 |
平成23年度は文献検討およびチーム医療を推進する臨床判断に焦点を当てた大学院修了生に対するワークショップを実施し、評価の視点を検討した。 1)文献検討:臨床判断およびチーム医療におけるコンピテンシーの視点を抽出した。 2)大学院修了生を対象とした臨床判断に焦点を当てた教育プログラムの実施し、専門看護師教育プログラムを実施した。内容は、研究者らが平成22年度に開発した「大学院修了者支援プログラムver.2」に、臨床判断に関する情報提供を加えたワークショップである。 ワークショップの目的は、1.コンサルテーション実践力向上、2.組織内における役割、葛藤解決のための能力向上、3.大学院修了者同士の相互サポート、4.臨床判断能力の強化である。データ収集方法は、フォーカスグループインタビューと質問紙調査である。データ分析はワークショップのなかで、他職種(医師、薬剤師、その他医療関係職種)および看護師と協働して行う場合の臨床判断の種類と構造を抽出した。本研究は平成23年度に千葉大学院看護学研究科倫理審査委員会による承認を得た。結果として、ワークショップの参加は、1回目3名、2回目5名であり、3名の参加者からチーム医療を推進する臨床判断に関連する事例提供が行われた。事例を分析した結果、1事例目は、チームの参加者がそれぞれ臨床判断を行い、患者の問題解決を図ったものであり、2事例目は1人の看護師が中心となり臨床判断を行い、チームの力を活用して、問題解決を図ったものであることが明らかとなった。また、ワークショップの評価として、参加者は組織のアセスメントの重要性の理解、および事例分析の方法の理解が深まったなどを示した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画書に従い、平成23年度は文献検討、用語の定義、倫理審査への研究計画書の提出、データ収集が実施できたためである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、平成23年度におけるデータ収集を拡大して対象者数を増やし、データ分析を行う。また本研究結果に基づいたプログラムを平成25年度までに実施する。
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