研究課題/領域番号 |
23390491
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
八代 利香 鹿児島大学, 医学部, 教授 (50305851)
|
研究分担者 |
松成 裕子 鹿児島大学, 医学部, 教授 (00305848)
山口 さおり 鹿児島大学, 医学部, 助教 (10404477)
吉留 厚子 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40305842)
李 笑雨 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (50448825)
吉本 なを 鹿児島大学, 医学部, 助教 (90452937)
持留 里奈 鹿児島大学, 医学部, 助教 (00613671)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
キーワード | へき地医療 |
研究概要 |
平成24年度は、前年度に行った調査結果の確認のため、韓国の保健診療員を訪問し、追加の調査と資料収集を行った。その結果、看護師が農漁村保健医療特別措置法の下、保健診療員として自律して高度な実践を行っている実態だけでなく、保健診療員の教育カリキュラムについての情報を得ることができ、無医島で働く看護師の継続教育システムを開発する際の参考となると考えられた。 平成24年度の調査予定は、無医島の住民の保健医療のニーズについてであり、一日でも長く島で生活をしたいと望んでいる島民が看護師に何を期待しているのか、どのような保健医療サービスを望んでいるのかを明らかにすることを目的としていた。フィールドに予定していた無医島は、南北160kmに渡り点在している島からなり、最も近い島でも本土から350km離れている外海遠洋離島であり、フェリーが唯一の交通手段となる。 しかし、調査を予定していた平成24年の夏から秋にかけて、相次ぐ台風の襲来と悪天候によりフェリーが欠航となったため、計画していた日程での調査が相次ぎキャンセルとなった。そのため年度内の調査自体を変更せざるを得ない状況に至り、次年度に調査を繰り越すための計画変更に向けて、鹿児島と大分で3回に渡り研究分担者と研究打ち合わせを行った。離島での住民調査は、一部のみの実施に留まった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査を予定していた夏から秋にかけて相次ぐ台風の襲来と悪天候により、計画していた日程での調査が相次ぎキャンセルとなり、年度内の調査自体を変更せざるを得ない状況に至ったため。研究の遅れを取り戻すために、来年度の調査計画の変更について、入念な打ち合わせを行った。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度の調査は夏から秋にかけて予定していたため、来年度は、夏から3月までの長期に渡り計画することで、悪天候のためにフェリーが欠航となった際に備える。 また、当初の2島においての調査を拡大し、5島において全世帯主を対象とした調査とする。
|