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2011 年度 実績報告書

外来患者のセルフモニタリング力を高める遠隔看護実践モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23390492
研究機関首都大学東京

研究代表者

佐藤 政枝  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (30363914)

研究分担者 川口 孝泰  筑波大学, 医学医療系, 教授 (40214613)
小西 美和子  近大姫路大学, 看護学部, 教授 (60295756)
東 ますみ  兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (50310743)
習田 明裕  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60315760)
志自岐 康子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 名誉教授 (60259140)
三輪 聖恵  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (20457831)
笠原 康代  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (00610958)
キーワード遠隔看護 / 外来患者 / セルフモニタリング
研究概要

本研究の目的は、遠隔看護システム『THAケアネット』を開発し、人工股関節全置換術(total hip arthrolasty:THA)を受ける患者に対して、術前・術後の介入研究を行い、次世代型の新たな看護実践モデルとしての臨床応用の可能性を提案することである。平成23年度は、1)遠隔看護システムの設計および開発、2)個人情報管理・セキュリティ対策の検討、の2点について以下のような取り組みを行った。
1)遠隔看護システムの設計および開発
遠隔看護システムは、①アセスメントツール、②教育・支援ツール、③自己管理ツール、④双方向交流ツール、の機能をもち、ICT(Information and Communications Technology)を活用して、外来患者と当該クリニックの医師、看護師、理学療法士、研究者が、相互交流を行えると同時に、データベースサーバにアクセスすることで、患者自身も自己のデータの更新や閲覧等の自己管理ができる仕組みとした。また、情報はデータベースに集積され、データマイニングおよびデータウェアハウスにより、遠隔看護システムにフィードバックされ看護支援の質の保証に繋がる仕組みとなるよう検討した。
2)個人情報管理・セキュリティ対策の検討
システムの試験的運用に向けて、フィールドとなるクリニックと密に連携し、個人情報の管理・セキュリティ対策に関する検討を行った。高信頼の研究分野の有識者の意見も得ながら、患者の権利や倫理的な観点から、多角的な検討を進め、個人情報の管理とセキュリティ対策を万全なものとするよう検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

システムの開発作業が想定よりも遅れたため、内容の詳細な見直しや運用上の課題の検討については、次年度に持ち越しとなった。

今後の研究の推進方策

遠隔看護システムの試験的運用にあたっては、双方向交流のツールが必須であるが、現時点では技術的な問題から開発が進んでおらず、既存のツール(Skype等)で代用する方法で検討を進める。介入研究を実施する際には、評価基準が必須であるが、日本で使用できる股関節疾患患者のためのQOL測定尺度はない。尺度については、同時並行で開発を進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 図書 (1件)

  • [図書] Telenursing2011

    • 著者名/発表者名
      Kawaguchi T, Azuma M, Satoh M, Yoshioka Y
    • 総ページ数
      14
    • 出版者
      Springer

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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