研究課題/領域番号 |
23390493
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中村 裕美子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (10299266)
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研究分担者 |
星 和美 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (40290358)
深山 華織 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (40613782)
前川 泰子 大阪府立大学, 現代システム科学域, 准教授 (60353033)
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70285360)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 看護学 / 潜在看護師 / e-ラーニング / メンター |
研究概要 |
1.研修システムおよびメンターシステムの稼働実験:平成23年度繰越予算で研修システムの教材コンテンツを作成した。平成23年度に行った文献検討の結果、潜在看護師に求められている学習課題は、医療安全に関するものであり、看護場面の事例とミスを引き起こしやすい場面、時代とともに変更になっている看護技術に関する教材コンテンツを開発した。教材の提供は、Webだけでなくインターネット環境がない場所で利用できるように教材コンテンツをインストールしたタブレット端末を開発した。新規作成した教材をタブレット端末に搭載する作業は、平成25年度に実施する予定である。併せて、Web配信しているコンテンツをタブレット端末に対応させ、タブレット端末に搭載した。 2.メンターシステムの評価のための利用者調査:新規コンテンツ「医療安全」を搭載したタブレット端末の開発が、平成25年度前期になったため、潜在看護師を対象としたメンターシステム利用者調査は平成25年度に実施することとした。 Web配信の教材コンテンツを搭載したタブレット端末について、看護学生により利用者調査を行い、タブレット端末の操作性についての評価を得た。タブレット端末の機能については、概ね良好な評価が得られたが、テキスト入力とコンテンツの検索方法の複雑さが課題となった。 3.成果報告:学会で報告した。教育システム学会「看護職のための再就職支援研修プログラムにおけるメンター補助機能システムの検証」千葉,2012年8月.Hearth INF2013. "Evaluation of a web-based mentor functional system for employment support training of nurses who have not been employed" Barcelona,Spain.Feb.2013
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
デバイスの発達により、平成23年度の取り組み計画を変更してコンテンツの提供方法をWebを用いたものからタブレット端末を利用することとしたため、コンテンツ制作を平成24年度に繰り越した。そのためタブレット端末の開発時期が遅れ、利用者調査の実施が平成25年度に繰り越すことになった。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度前半でタブレット端末の開発が完了することから、メンターシステム利用者調査は、実施可能である。
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