研究課題/領域番号 |
23390500
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
赤澤 千春 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324689)
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研究分担者 |
荒川 千登世 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10212614)
福田 里砂 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40534938)
稲本 俊 天理医療大学, その他部局等, 教授 (10135577)
本田 育美 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30273204)
山本 昌恵 関西看護医療大学, 看護学部, 助教 (70611599)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 続発性リンパ浮腫 / 水分簡易測定器 / 自己管理 / 行動プログラム / リンパマッサージ |
研究概要 |
課題1 リンパ浮腫の評価に最適な簡易水分測定器を作成する。 [方法]対象はA大学病院に来院した続発性リンパ浮腫患者24名。両側の膝上と下腿の周囲系、左右差、水分量を測定した。 [結果]周囲系は左右差、腫脹率ともに即這い出差がなく、その他の部位ではステージが高くなるほど、左右差、腫脹率が高くなっていた。インピーダンスインデックスは、患側肢、健側肢ともにステージが高くなると大きくなっていた。 [まとめ]簡易水分測定器を用いて、水分量を測定できることが確認された。これを受けて水分簡易測定器のテスト版を作製した。 課題2 簡易水分量測定器を用いることで続発性リンパ浮腫患者のセルフケアが継続できる自己管理行動プログラムを開発する。 [結果]自己管理プログラムに必要なフェイスシート、リンパ浮腫の状態、セルフケア内容、注意点などを抽出し、パソコン上で管理でき、自宅でのセルフケア継続ができるように指導するソフトをプログラミング中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
課題1の水分簡易測定器のテスト版を作製した。課題2についても自己管理行動に必要となる項目の抽出が進んで、ソフトを作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
水分簡易測定器を用いることでセルフケアの継続に影響があるとされる自己効力が水分簡易測定器使用の前後で変化があるかを調査する。その結果を受けて、自己管理行動プログラムを完成する。
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