研究課題/領域番号 |
23390500
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
赤澤 千春 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324689)
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研究分担者 |
荒川 千登世 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10212614)
福田 里砂 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40534938)
本田 育美 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30273204)
稲本 俊 天理医療大学, その他部局等, 教授 (10135577)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 下肢リンパ浮腫 / 簡易体組成計 / 自己管理 / 自己効力感 |
研究概要 |
目的:平成25年度研究目的は過去2年間で作成した簡易体組成計用いることで、下肢リンパ浮腫患者の自己効力感の向上につながるかを検討した。 研究方法:8名の下肢リンパ浮腫の女性患者に日々の浮腫部位の測定を1か月間測定し、記録してもらった。測定器道具として、巻尺のみ、巻尺と簡易体組成計を使用した時の2パターンである。また、それぞれの前後で自己効力感尺度の変化について調査した。 結果:平均年齢は55.1歳(レンジ34~66歳)であった。このうちリンパ浮腫1期1名、2a期5名、2b期3名であった。簡易体組成計を使用しない前後のSEの平均は71.1、後は69.9で、前後の差は-1.6(SD6.1)であった。簡易体組成計を使用したときの前のSEは66、後は70.9でその差は5(SD4.4) であった。特に器械有の時のSE前後の上昇は有意に上昇していた(p<.05)。このことから簡易体組成計を使用したときの方がSEの値が上昇することが分かった。 考察および結論:簡易体組成計を使用することで、日々の微々たる変化も可視化できたことにより、日々のセルケアの効果が実感できたことにより自己効力感が上昇したと考えられた。結論として下肢リンパ浮腫患者に簡易体組成計を用いたほうが自己効力感が高まることが分かった。今後の展望としては今回の研究参加対象数が8名と少ないことから、対象数を増やして自己効力感に簡易体組成計が影響するかを検証する必要がある。その結果、効果が見られれば、糖尿病患者のセルフケアに影響する血糖測定器と同じように、自己管理には必要な測定機器となりえると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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