研究課題
基盤研究(B)
高齢者全数を視野に入れた地域看護職者による予防訪問の実施方法と効果を明らかにするため、75歳以上317名を対象に、予防訪問を、2012年度をベースラインとして年1回、2014年度まで3回行った。3回とも予防訪問を実施した150名を対象に分析した結果、定期的に歯科受診をしている高齢者が増加し、口腔ケアの改善割合が高かった。家族や友人などや地域の機関や人に相談する割合が増加した。運動機能の改善割合も高かった。予防訪問後の高齢者の意識では、「健康に関する情報を得た」などが把握できた。介護予防が必要な高齢者を早期に把握し、介入するアウトリーチ型の予防訪問は、実践的で効果的な介護予防活動につながった。
地域保健看護学