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2011 年度 実績報告書

リアルタイムモニタリングによる認知症高齢者の徘徊トリガー要因の究明

研究課題

研究課題/領域番号 23390516
研究機関大阪大学

研究代表者

牧本 清子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80262559)

研究分担者 山川 みやえ  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80403012)
周藤 俊治  成美大学, 経営情報学部, 准教授 (30420748)
九津見 雅美  千里金蘭大学, 看護学部, 講師 (60549583)
矢山 壮  千里金蘭大学, 看護学部, 助教 (30584552)
キーワード認知症 / 行動パターン / モニタリング / スタッフ / 看護ケア / 介入
研究概要

本研究の目的は、認知症専門病棟に入院中の患者の徘徊をリアルタイムで測定し、変動する環境要因や治療に関連した介入可能な徘徊のトリガー因子を同定し、介入により検証することである。平成23年8月に、大阪府下のA病院においてICタグモニタリングシステムによる予備テストを実施した。9月から11月の3か月間リアルタイムモニタリングシステムによる徘徊のデータと患者の徘徊要因に関するデータ取集を行った。システムの開発としても実施し、ICタグによる時間ごとの歩行距離の平均歩行距離を算出し、1時間に22標準偏差以上歩行すると、モニタースクリーンに患者のID番号が掲示されるようにした。
リアルタイムで過度の歩行が探知できるため、患者に徘徊を誘発する要因が何であったか、研究者が調査することができた。また、室内の照度や騒音レベルのモニターも行い、照度は1日3回、騒音レベルは2週間継続モニターでき、デジタル化された騒音レベルを記録することができた。今後は、室内環境の変化により、モニターしている患者の歩行距離に影響を与えるか否かを検証する。薬物療法、失禁、睡眠障害などの徘徊の要因の他に、今回のモニターで抽出された要因としては、親族などの面会、患者が患者を徘徊にさそうなどの行動が観察された。
アクチウォッチの装着に協力してもらえる被験者が限られることが判明したためているため、ベッドに設置して患者の睡眠状態をモニターできるスリープ眠りスキャンを4台購入し、モニターした。その結果、睡眠の質などを評価できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本来収集すべきデータ収集が不十分であったため、繰り越しにて別のデバイスを購入し、そのデータ収集の妥当性を確認できたため。

今後の研究の推進方策

データをさらに収集し、分析していく。

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公開日: 2014-07-24  

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