研究課題
基盤研究(B)
本研究は認知症高齢者における徘徊のトリガー要因を究明することであった。ICタグを用いて徘徊のパターンを同定し、臨床の看護師と徘徊の要因について検討し、介入を行なった。計25名の患者をモニターし、介入の必要性が認められ介入を実施した患者は17名であった。介入の一例としては、若年性アルツナイマー型認知症患者で一日20km以上徘徊したことが判明した患者がいた。トリガー要因は臭気に敏感なことであり、環境調整により徘徊が減少した。また前頭側頭型認知症患者では、分単位の時間に固執した行動パターンを示す者いた。徘徊のトリガーは病型と患者の徘徊に影響を受けるため、モニターと看護師の観察の重要性が示唆された。
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American Journal of Alzheimer's Disease & Other Dementia
巻: (Accepted for publication on January)
International Journal of Nursing Practice
巻: 13(S3) ページ: 56-63
老年精神医学雑誌
巻: 24(4) ページ: 393-397