研究課題/領域番号 |
23401019
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
稲場 圭信 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (30362750)
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研究分担者 |
関 嘉寛 関西学院大学, 社会学部, 教授 (30314347)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
濱田 陽 帝京大学, 文学部, 准教授 (70389857)
金子 昭 天理大学, 付置研究所, 教授 (90214452)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 宗教NGO / 宗教の社会貢献 |
研究概要 |
様々なネットワークが交錯する環太平洋は、グローバルな地域間連携の流れにあって、その重要性を増しており、宗教NGOは一地域貢献型からトランスナショナルと多文化主義を前提としたネットワーク型へと変容している。本年度は、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、および東日本大震災における被災地での宗教者の支援活動調査を実施した。8月31日には、台湾の慈済大学にて日台学術交流研究会を開催し、その後、現地で宗教系NGOの訪問調査を行った。12月下旬に再度、台湾に渡り、台北市内にて仏教慈済基金会(慈済会)関係者に取材、資料収集を行った。さらに3月中旬にインドネシア(ジャカルタ)及び台湾(台北市)に渡航、慈済会インドネシア支部やジャカルタ市内の同会「大愛村」、慈済病院等を訪問して関係者に取材し、台北市では慈済会資料を収集した。また、オーストラリア・シンガポールにおける宗教団体・宗教NGOの現地視察・関連資料収集、賀川豊彦関連資料収集、協同組合現地視察・関連資料の収集を行った。ブリスベンでマレーニ共同体の現地視察・資料収集、シドニーで救世軍本部調査、キャンベラでナショナル・アーカイブス及び国立図書館で賀川豊彦関連資料調査等、メルボルンでメルボルン博物館にて宗教の社会貢献関連展示調査等、カカドゥ国立公園でミッショナリーとアボリジニ関連の現地視察、関連文献調査等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ当初の計画通り、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、および東日本大震災における被災地で調査を実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、これまでの調査地であった台湾、タイ、オーストラリアに加えて、あらたにシンガポール、インドネシアを調査した。また、東日本大震災における被災地での宗教者の支援活動調査も進展した。来年度は、上記の調査地での追加調査を実施して、知見をまとめる。
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