研究課題/領域番号 |
23401037
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松井 圭介 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60302353)
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研究分担者 |
佐藤 大祐 立教大学, 観光学部, 准教授 (20405616)
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50263918)
石井 久生 共立女子大学, 国際学部, 教授 (70272127)
堤 純 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90281766)
浅川 泰宏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (90513200)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | スペイン / 聖地巡礼 / 観光動態 / ポスト世俗化 / カトリック |
研究概要 |
本年度の研究実績の第一は、昨年度に引き続き、研究代表者・分担者らが協力し、国内外で第2次現地調査を実施したことである。調査内容については、第1次調査の4項目をさらに細分化するかたちで行った。サンティアゴ巡礼協会、サンティアゴ・デ・コンポステーラ教会、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学地理学教室において、聞き取り調査、資料収集を行うとともに、周辺地域(バスク州)の行政機関においても、現地調査を行った。国内では、サンティアゴ巡礼と密接にかかわりを持つ、紀伊山地の霊場と参詣道を中心とする国内外の巡礼観光地に関する資料収集を行った。 第二に、収集資料の分析および研究成果の発表を通して研究の深化をはかったことである。IGU-Cologune大会をはじめとする国際学会・国内学会で口頭発表を行うとともに、成果を著書・学術論文のかたちで公開した。 次年度は最終年度であり、そこでは、1)第3次現地調査(補充調査)の実施、2)収集資料の整理と理論的枠組みの提唱、3)研究成果の発表・公開、4)研究成果の社会還元、の4点について進め、これまでの成果とあわせて研究のまとめを行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究協力者(サンティアゴ大学関係者を含む)を得て、資料収集・現地調査において、所定の成果をみている。また研究成果の発表についても、単行本の刊行があるなど、予定以上の成果を挙げている部分もみられる。調査内容については、観光動態についての資料収集が不足している面もあり、平成25年度の追加調査で補足する予定である。あわせて国内外の巡礼観光にかかわる資料収集をすすめ、研究の深化を図る予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の研究実績を踏まえて、次年度の研究改革を着実に遂行し、申請書に記載した当初予定にしたがった研究成果を挙げることを目的とする。具体的には、1)補充調査:観光動態に関する資料収集、を行ったうえで、2)収集資料の整理・分析と理論的枠組の提唱:学術論文の作成、を行う。また本年度に引き続き、3)研究成果の発表・公開:国際学会および国内学会での成果公開および学術論文の発表、4)研究成果の社会還元:市民講座ほかでの発表等、を図る予定である。
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