研究課題/領域番号 |
23401044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
出口 顕 島根大学, 法文学部, 教授 (20172116)
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研究分担者 |
片岡 佳美 島根大学, 法文学部, 教授 (80335546)
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連携研究者 |
石原 理 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70176212)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際養子縁組 / 不妊治療 / 家族 / 文化人類学 / 社会学 / 北欧 / アメリカ |
研究成果の概要 |
現代の欧米で、異性愛の夫婦と彼らの生物学上の子供たちから構成される中流階級の白人核家族は、揺らぎ多様化している。グローバル化の中で国境を越えて親子関係が形成されることも稀ではない。外国から養子をもらうことで形成され国際養子縁組家族もその一例である。本研究は、北欧社会の事例を中心にその特徴を以下の結論をえた。第一に、国際養子縁組家族では、従来の核家族を構成する「文化」と「自然」が反転している。第二に、国際養子自信は受け入れ国の市民として自己規定するのに対して周囲は出生国や生物学的つながりを重視し、それが養子に対する「差別的」ステレオタイプにつながっている。
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自由記述の分野 |
文化人類学
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