現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
下記のように、コペンハーゲンとストックホルムにおいて研究成果を発表したが、本研究者が提示した理論枠組みへの関心は高く、国際的にも通用するアイデアであることを確認することができた。よって、研究は極めて順調に進んでいると評価することができる。 9月2日に開催された北欧アジア研究所主催のセミナーでは、「The Fukushima Nuclear Disaster and Democracy in Japan: An Attempt to Harmonizing Diverse Voices」という演題で、市民の多様な意見の集約をめぐる問題をテーマに講演した。出席者は約40名で、コメントや質問も活発であった。9月5日にストックホルム政治学部「Higher Research Seminar」にて最初の研究成果報告(演題「 Women and Politics in Japan: A Combined Analysis of Representation and Participation」を行なった。出席者10名の小規模なセミナーであったが、2人のコメンテーターから詳細なコメント、助言を得ることができた。この最初の報告会を踏まえた2回目の成果報告会は、2014年1月29日に公開セミナー(演題「Women and Politics in Japan: Combined Analysis of Presentation and Participation」)という形式で実施された。司会は、Dahlerup名誉教授、コメンテーターはMonique Leyenaar教授(Radbound University, Nijmegen, the Netherlands)、 Lena Wangerud教授(Gothenburg University, Sweden)、 Ludvig Beckman教授(Stockholm University)、Magnus Nermo准教授(Stockholm Univeisity)の4人であった。セミナーでは、Leyenaar教授が事前に渡しておいた報告書に基づいて詳細な質問とコメントを準備して臨んでくれたため、実りの多い議論を展開することができた。出席者は50名近くあり、会場からの質疑も活発であった。なお、2回目のセミナーで提出した論文はストックホルム大学出版局より出版された。
|