研究課題/領域番号 |
23402034
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
TRAN VAN.THO 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (70227669)
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研究分担者 |
DO MANH・HONG 桜美林大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40406872)
松本 邦愛 東邦大学, 医学部, 講師 (50288023)
劉 傑 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (80288018)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 経済政策 / 労働移動 |
研究概要 |
東アジア地域の経済成長が著しい。しかし、各国とも労働需給のミスマッチが生じており、労働市場の分断・未発達が見られる。また、グローバリゼーションの下での労働の国際労働移動も盛んになっている。さらに労働の国内移動と国際移動に影響を与える外国からの技術移転の役割も重要になっている。今後、東アジアの持続的発展と完全雇用を実現するためには、国内の労働移動、国際的労働移動と技術移転という三本柱を構成する体系的政策を求めなければならない。本研究は、その三本柱の実態を現地調査により把握し、各国の労働政策・人的資源開発と国際協力の在り方を究明することを目的とする。 昨年度まではベトナム、タイ、中国、台湾、ミャンマーなどで現地調査を実施した。本年度はメコン経済圏で重要な役割を担う中国南部およびベトナムにて各国の専門家および関連機関、企業などに対するインタビュー調査、資料文献調査を実施した。 2013年9月には本研究の各国の調査を担当した研究代表者・分担者および研究協力者を集めて合宿を実施し、労働移動の東アジアの動態を捉えた。 本年度は本研究の完成年度であるため、研究の総括および社会への還元として2014年2月28日に早稲田大学においてシンポジウム「東アジア経済と労働移動」を開催した。本研究に携わった研究者と、外部の専門家が参加し、意見交換を行った。 本研究の調査結果では、労働移動が進んでいる実態がある一方で、労働市場・法制度の整備が遅れている実態が明らかになった。そこで、政策提言として以下のことを挙げる。労働市場の発展による効率的資源配分が望ましいが、労働者の立場からみて不本意な移動を避けるべきである。そのためには労働者の選択肢を拡大すること、移動しなければならない場合は移動コストを低減し、移動先の疎外感を減らすような政策・法整備が重要である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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