研究課題/領域番号 |
23402036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
張 忠任 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (70326403)
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研究分担者 |
町田 俊彦 専修大学, 経済学部, 教授 (70007417)
江口 伸吾 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (20326408)
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キーワード | 財政移転 / 税外収入 / 土地財政 / フフホト / 武漢 |
研究概要 |
本研究は、海外共同研究者である中国財政部・財政科学研究所副所長王朝才教授の協力を得て、十分な予備作業を行うことができた。2011年8月に、北京調査班(班長:中国財政部・財政科学研究所副所長王朝才教授、連絡役:中央財経大学楊華准教授、構成員:張忠任、王朝才、町田俊彦、江口伸吾、楊華)、内モンゴル調査班(班長:内モンゴル財政庁・財政科学研究所所長史生栄教授、連絡役:内モンゴル財経学院財経学部長徐博教授、構成員:張忠任、史生栄、町田俊彦、江口伸吾、徐博)および湖北省調査班(班長:中南財経政法大学・財税学院長陳志勇教授、連絡役:中南財経政法大学・財税学院・財政学部長胡洪曙准教授、構成員:張忠任、陳志勇、町田俊彦、胡洪曙)の組織を整えた。 8月に、当初の計画のとおり、中国財政部・財政科学研究所にて研究会を行い、内モンゴルのフフホトとその周辺、湖北省の武漢と咸寧にて、張忠任、町田俊彦、江口伸吾を中心に研究調査を実施した。聞き取り調査のほかに、数多くの資料収集も行った。特に財政部所属の出版社などで重要な出版物を入手できた。10月以降、資料の分析を始めた。 また、10月に専修大学神田キャンパスにて「中国と日本の経済・財政I」を題にワークショップを開催し、中央財経大学・財政と公共管理学院長馬海涛教授は中国の税制改革、本研究のメンバーである張忠任は2008年以降の中国の財政政策の動向についてそれぞれ報告した。ll月に、島根県立大学浜田キャンパスにて中国財政経済ワークショップも行われ、中国安徽大学・経済学院長李光龍教授は中国の税収現状と税制改革、本研究のメンバーである町田俊彦は中国における中央・地方の財政関係について報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほとんど計画通り進んでいるから。
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今後の研究の推進方策 |
現地調査を円滑に進められるために、来年度より財政科学研究所に随行員の派遣を求める。
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