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2014 年度 実績報告書

組織間関係論の国際実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 23402037
研究機関一橋大学

研究代表者

西口 敏宏  一橋大学, 商学研究科, 教授 (20270928)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2015-03-31
キーワード経営学 / 経済理論 / 社会学
研究実績の概要

当該研究は、国際発展の目覚ましい新興華人による組織間関係の事例を比較分析し、その企業家活動の形成と発展のメカニズムを実証的に検証し、最新の知見を得ることによって、組織間関係論のフロンティアを探ろうとする試みであった。近年、米国を中心に数理モデルを用いたネットワーク研究が進展したが、シミュレーションや共著者データ等に依拠したネットワークのマクロ構造分析が主であった。本研究は、そうした既存研究を経営学的視点から見直し、属性の異なる個人や組織同士の連携がいかなる構造変化を生み、いかに機能する時に成功につながるのか、そのミクロメカニズムを実証的に探究した。最新のネットワーク論の知見を組織間関係論の視座に織り込み、組織間の戦略策定や意思決定に理論的・実践的な知見を提供することを企図した。
上述の方針に従い、平成26年度は、これまでの実証調査研究データをまとめ上げ、統合的な統計データ処理に供するため、夏にイタリア、米国、春にフランス、スペインの現地フィールド調査を鋭意実施し、これまでの実証データ収集活動で不足していた領域を一気にカバーし、まとまった研究結果を得ることに成功した。その一環として、金光淳編著『ソーシャル・キャピタルと経営』所収第5章の形で成果を提出(ミネルヴァ書房近刊)、さらに、最新の研究成果を一橋大学イノベーション研究センター・ワーキングペーパーとして、ダウンロード可能な形で発表した。加えて、研究成果のまとまった形での学術出版(有斐閣近刊)への準備作業を推進し、最新のネットワーク理論とソーシャル・キャピタルの枠組みを援用した、温州人企業家のネットワーク戦略とその特徴的なコミュニティーに関する学術書決定版の上梓を目指して、鋭意作業を進めている。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 国際起業成功の秘密を探る―コミュニティー・キャピタルに根差す中国温州人の越境戦略2015

    • 著者名/発表者名
      西口敏宏、辻田素子
    • 雑誌名

      一橋大学イノベーション研究センター・ワーキングペーパー

      巻: WP#15-05 ページ: 1-20

  • [図書] 金光淳編著『ソーシャル・キャピタルと経営』2015

    • 著者名/発表者名
      西口敏宏、辻田素子
    • 総ページ数
      印刷中
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2016-06-10  

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