研究課題
世界で最も留学生獲得戦略に成功している米国の大学を中心的な対象とし、留学生獲得の手法、及び、エンロールメント・マネジメント(EM)の観点から、どのように留学生を満足させ、卒業後の関わりを保ち続け、留学生数を増加させ続けているのかということに焦点を当て、大学の国際戦略上のマネジメント・モデルを研究することを目的とし、米国の大学を中心に、諸外国の大学関連機関を現地調査した。また、研究成果として、留学生獲得を中心とする国際戦略マネジメント・モデルの構築も目指すため、日本の留学生募集の中心ターゲットである東アジアの大学を対象に、留学に関する意識調査も実施した。まず、米国の大学、コンサルタント企業等の高等教育関連機関、及び、米国との国際戦略の比較を行うため、英語を利用して留学可能な英国、バルト3国の大学等の教育機関を訪問し、以下の内容に関するインタビューやアンケート調査を実施した。(1)留学生獲得のためのマネジメント・システム、(2)留学生満足度を向上させるマネジメント・システム、(3)留学生の卒業後の大学への帰属意識を高めるマネジメント・システム、(4)上記システムを評価・分析するためのデータベースや分析システム、(5)上記システムのPDCAサイクルを循環させるリーダーシップ等ガバナンスまた、留学生受け入れ、送り出しに熱心であり、日系人コミュニティがあり、日本文化に詳しく、日本人留学生も多い、ハワイ州の州立コミュニティ・カレッジや大学を訪問し、インタビュー調査を実施した。加えて、日本の大学へ留学生を数多く輩出している台湾に関して、交換留学、短期留学、ダブル・ディグリー・プログラム等のグッドプラクティスのインタビュー調査を実施し、調査結果に基づき、日本の大学の国際戦略モデルを構築し、実際に研究期間内に、勤務大学において海外研修プログラムを構築し、運営をスタートさせた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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International Journal of Engineering Pedagogy (iJEP)
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人材育成学会 第11回年次大会 大会論文集
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IEEE International Conference on Teaching, Assessment and Learning for Engineering (TALE 2013)
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大学入試研究ジャーナル
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