研究課題/領域番号 |
23402066
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
清水 欽也 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70325132)
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研究分担者 |
池田 秀雄 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
馬場 卓也 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (00335720)
松浦 拓也 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (40379863)
木下 博義 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (20556469)
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キーワード | 開発途上国 / 科学的応用力 / 内発的発展 / 誤概念調査 / 科学的探究スキル / 数学概念の応用 / メタ認知能力 / 実験・観察 |
研究概要 |
平成23年度は科学的応用力に関する文献を収集し、測定のためのテスト及び質問紙の開発を目的とした。この開発に当たっては、途上国の現状を授業レベルで理解するため、研究代表者、分担者及び協力者がザンビア、バングラデシュ、カンボジア、ガーナを訪問し、当該国の理科および数学のカリキュラムや教科書および授業ビデオを収集し、以下の観点から各国のカリキュラムおよび授業を分析する。その後、日本語による開発を行った後、英訳および現地語に翻訳し、現地にて調査を実施しテストの妥当性と信頼性を検討することを計画した。 (1)理科における数学概念の応用力 (2)理科における生活関連事象の応用 (3)誤概念調査 (4)科学的探究スキル(メタ認知能力・科学プロセススキル)の育成 (5)論理的思考力の育成 (6)実験・観察場面の提供 (1)についてはザンビアにおいて比例概念について調査問題を作成した。(3)については、カンボジア王国にて地球温暖化に関する誤概念の調査をおこなった。(4)については、カンボジア王国およびバングラデシュ共和国にて科学的プロセススキルの調査を行った。(6)については、カンボジアおよびインドネシアにて実地調査を行った。尚、(2)および(5)については文献の収集については鋭意行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
いくつか未着手の項目もあるが、逆に当初の計画よりも進んでおり実際に調査している項目もあるため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、より調査対象国および調査内容を増やし、学会発表についても日本教科教育学会および科学教育学会を中心に積極的に行いたい。
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