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2013 年度 実績報告書

銀河系内宇宙線起源の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23403002
応募区分海外学術
研究機関東京工業大学

研究代表者

垣本 史雄  東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00092544)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2016-03-31
キーワード宇宙線 / 空気シャワー / 宇宙線起源 / 質量組成 / 縦方向発達 / 空気チェレンコフ光
研究概要

本研究の観測実施場所である南米ボリビア・チャカルタヤ山宇宙物理学研究所に,昨年度,空気シャワーチェレンコフ光観測装置を設置した.引き続き,観測装置の動作テスト,較正データの取得を行い,その後,予備観測を実施した.本年度は,東工大助教 常定芳基,理化学研究所技師 田島典夫,東工大D1勝谷龍一,同M2三森結を派遣し,本装置の一部改良と動作確認を行った後,本観測を実施した.本観測実施期間は8月27日より10月12日までで,月のない晴天夜を選び観測を実施した.この結果,観測時間は163時間(duty cycle 14.4%)であった.これにより得られたデータと同期した空気シャワーデータは現在,解析中である.これと平行して,観測データと比較すべきシミュレーション計算を実施している.以上の結果は平成26年3月に開催された日本物理学会にて口頭発表した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度設置した観測装置が観測現地の低気温の影響により一部不具合が生じたため,DAQを含む測定システムの一部を改良した.このため,観測時間が予定の2/3程度になってしまった.

今後の研究の推進方策

本年度の装置改良により装置自体の問題点はなくなったため,派遣予算を有効に活用しながら,予定どおり最終年度までデータの蓄積につとめる.また,観測結果と比較すべきシミュレーション計算も平成25年度より開始している.この結果と得られた観測結果とを比較することにより,宇宙線質量組成に関する最終測定結果を得て,最終年度までに宇宙線起源に関する結論を公表する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 高山での空気チェレンコフ光観測によるKnee領域以上の宇宙線核組成研究II2014

    • 著者名/発表者名
      常定芳基
    • 学会等名
      日本物理学会
    • 発表場所
      東海大学湘南キャンパス
    • 年月日
      20140327-20140330

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公開日: 2015-05-28  

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