研究課題/領域番号 |
23404004
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
松原 幸治 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20283004)
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研究分担者 |
小浦方 格 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 准教授 (30401772)
櫻井 篤 新潟大学, 自然科学系, 助教 (20529614)
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キーワード | アジア / 再生可能エネルギー / EFガスタービン |
研究概要 |
平成23年6月25日に東京外国語大学で開催された海外学術調査フォーラムに出席し、インドの地域性や、言語特性に関する情報を入手した。インド経済を専門とする社会科学者を訪問し、インドの学術調査全般に関してアドバイス頂くと共に、南インド・コインバトールのPSGカレッジの研究者を紹介して頂き、現地と電子メールで連絡をとり、訪問する日程を調整した。 平成23年12月26日~平成24年1月5日の日程で、南インドを訪問した。最初に、IITマドラス(チェンナイ)で開催された第21回インド熱物質輸送会議(第10回ISHMT-ASME熱物質輸送会議と併催)に出席し、27日に再生可能エネルギーワークショップに参加、28日~30日に本会議に参加した。その間、IITマドラスのPrasad教授(ターボ機械、乱流伝熱)、Balaji教授(伝熱解析)、Ramesh教授(熱機関)、Reddy准教授(太陽熱)の各研究室を訪問し、現地研究者と交流し、南インドでの熱工学およびエネルギー研究の情勢を把握した。1月1日には、チェンナイからコインバトールに移動し、1月2日~3日にPSGカレッジのエネルギー研究科を訪問した。2日には、Balachandran教授、Velavan准教授、Babu講師、Subramanium講師と面談し、風力発電実験施設を見学した。3日には、Rudramoorthy学長を訪問し、さらに、バイオマス熱利用実験施設、太陽熱利用実験施設、バイオマス発電実験施設を見学した。同日、バイオマスを利用したEFガスタービン試験機を準備中であり、その実地試験をPSGカレッジで行うことを要望し、エネルギー研究科のメンバーから基本的に合意頂いた。 一方、日本では、EFガスタービン試験装置の仕様を決定し、部材の約80パーセントを取りそろえ、試験装置の完成に向けて準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インド経済を専門とする社会学者から研究情報を入手し、南インド・コインバトールのPSGカレッジを紹介して頂いた。南インドを訪問し、チェンナイのIITマドラス開催の学会において多数のインド人研究者と交流でき、PSGカレッジにおいて実地試験の交渉が順調に進んだ。また、EFガスタービン試験機の部材の約80%が納品され、試験機の準備も良好に進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度にもインドに渡航し、実地試験の候補地をさらに増やすため、学会等でインド人研究者と交流し、情報を入手することを考えている。平成23年度に交渉したPSGカレッジに加えて、さらに実施試験の候補地を増やした上で、比較検討して、候補地の絞り込みを行う予定である。実地試験の候補地の状況、ならびに、EFガスタービン試験機の準備状況を踏まえて、平成24年度中に実地試験を行うか、実地試験を平成25年度に先延ばしするかを検討する。
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