一次生産量に関しては、透明度の低い水域で、反射スペクトルからクロロフィルa、その光吸収係数、有光層厚、光減衰係数を半解析的に推定するアルゴリズムを確立し、実湖沼で精度検証を行い良好な結果を得た。次に、湖沼の水草(抽水・浮葉植物)とアオコを分離抽出する手法を開発し、日本、インドネシアの数湖沼で水生植物繁茂域の経年変化を解析した。沈水植物に関しては、それが存在するラインでの反射率の解析から湖沼の沈水植物を簡易に抽出する手法を考案した。アオコ発生状況に関してはFAIという指標を用い、見た目アオコ指標レベル分類を行うことを可能とし、日本とインドネシア湖沼に適用した。
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