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2013 年度 実績報告書

近代都市文化遺産としての「日本租界」の再評価に関する実地調査

研究課題

研究課題/領域番号 23404023
応募区分海外学術
研究機関九州大学

研究代表者

趙 世晨  九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 准教授 (80304848)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード日本租界 / 3DCG / 都市空間 / 都市形成
研究概要

本研究は、これまでの調査実績を踏まえながら、かつて中国に存在した5つの「日本租界」を対象に当時外務省の外交記録等の史料を解読した上で、租界設立同時の情報を把握し、現地の研究協力者と共同で総合調査を実施して、日本租界の都市空間の構成及びその変容を明らかにすること、そして市街地の構成、配置、建築物等を実測調査し、日本租界に関する空間情報のデータベースを作成する共に、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)による「日本租界」の再現を行うことによって、今後、日中両国における近代都市史を理論的に分析するための資料・情報を提供し、都市文化遺産としての「日本租界」の再評価を行うことを目的とする。
本年度は最終年度で、現地の研究協力者と共同で、今まで調査してきた事項の再確認と補充調査を行った。また、これまで作成した「日本租界」復元3DCGの表現精度を高めながら、計画通りに完成させた。
これまでの3年間の研究成果では、日本租界の開設経緯のみならず、当時の敷地条件や計画理念を明らかにすると共に、日本租界研究における最も基礎的な資料となり、今後我が国の都市計画史や社会史の研究の進展に寄与することができたといえる。また、日本租界は日中両国における歴史的な「産物」であり、相互理解を深めながら、日中両国の研究者が共同研究の実施及び努力によって、租界研究のみならず、今後、両国の都市文化に対する相互理解の促進に対して一助となることが期待できる。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 幾何学的形態測定法を用いた都市形態の変遷に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      新田一貴,趙 世晨
    • 雑誌名

      都市・建築学研究

      巻: 24 ページ: 9-14

    • 査読あり
  • [学会発表] CAを用いた歩行空間の連続性評価に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      熊沢翔太郎,趙世晨
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20130829-20130831

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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