平成26年度は、スキーマ情報を問合せ中に埋め込む手法として等価問合せを用いることを中心に研究をすすめた.具体的には、スキーマのクラスとしてデータ交換などで広く使われているnested relational DTDを採用し、このDTDに妥当な文書全体について、等価問合せとの合成問合せを構築し、研究代表者らが既に開発済みの副作用を考慮に入れた融合変換を適用することで、スキーマ情報に用いた従来よりも効率の良い問合せへと変換することが可能となった.本研究成果について興味を示している欧州の企業との情報交換なども行い、本研究成果の実用面での効果を確認できた.
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