研究課題
26年度は本研究の最終年度であり、これまでの研究で当初予定していた、2つの研究項目である共通化アプリ開発機構とユーザホスト研究開発について予定どおりの成果が出ていると考える。共通化アプリ開発機構では、HTML5ベースのWebアプリとAndroid携帯電話のネイティブアプリケーションについて開発ライブラリの共通化を個々のクラス単位で簡便に実現するための技術開発と、携帯端末でのローカルストレージと通信機構に関してHTML5のWebストレージおよびWebソケット機能を活用した実現を達成しており、更にサーバとクライアント間の接続性がない状況においての、主にWebアプリにおいて発生する一貫性保持についても柔軟性を保ちながら達成できていると考える。ユーザホスト研究開発ではスケーラブルなクライアント性能をサーバサイドでのクラウド技術を適用することによって実現するための例として対象をWebアプリに限定した上で、手元にある不要になったホストを簡便に追加するのみで台数分に応じた性能を向上させることに成功している。現代では多くのアプリケーションがWebアプリとして実装されており、ここで開発された技術により直接的な恩恵を得られるはずである。最終年度では上記2つの研究成果について、最新のAndroid携帯電話用のアプリ開発環境と、最新のWebブラウザへの対応の例としてChromeブラウザへの対応を実施している。
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http://www.ubi.cs.ritsumei.ac.jp/?Projects%2FCloudForClient