研究概要 |
本研究課題は、主に二つの課題に分割して推進している。ひとつは「文書の置き方に依存しない」方式を確立するために、日本語回転文字認識の研究を行っており、同一書体であれば99%以上の認識率と±2度の角度推定精度を得ている。この研究成果を、下記の国際学会で発表した。 ・Rotated Japanese Character Recognition,IWAIT2013,2013-01 ・Rotated Kanji Character Recognition,9-28,MVA2013,2013-05 (査読付き) 他方、文書形態解析の研究を進めており、紙の形で古くから保存されている学会論文誌を画像として読み取り、傾きを上記方法で推定して補正し、文書形態解析から論文第一ページを抽出して、論文ごとに振り分け、解析情報からデータベースを構築する予定である。現在、傾き補正、前処理を終え、論文第一ページの検出処理を行っている。
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