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2013 年度 実績報告書

材料オントロジーの拡張と国際化による材料データ交換手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23500131
研究機関東洋大学

研究代表者

芦野 俊宏  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (40302583)

研究分担者 岩田 修一  事業構想大学院大学, 事業構想研究科, 教授 (50124665)
山下 雄一郎  独立行政法人産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 研究員 (60462834)
キーワード材料データ / オントロジー / マテリアルズ・インフォマティクス / 数学的知識管理
研究概要

国際化に関連する活動としては、前年度に引き続き欧州標準規格委員会(CEN)のワークショップに加わり、材料の機械試験データの電子的な交換を行うための標準化に関する検討を行った。3月には最終ミーティングに出席し、ISOへの提案などについて議論を行った。この結果は、CWA (CEN Workshop Agreement)としてドキュメントが公開される予定。
この後、成果はCEN TC310や、フランスの材料の試験機関であるCETIMが実施している自動車産業のサプライチェーンにおける材料試験データの電子的交換についての試験的なプロジェクトに連携する形で今後を探ることとなった。
また、2013年から、米・欧・豪が中心となってRDA (Research Data Alliance)と呼ばれる研究データ交換円滑化のための国際交流団体を設置して活動が始まった。2013年末にはCODATAとRDAが共同で材料データ交換のためのインタレスト・グループが設置されたことを受け、ダブリンで行われたRDAの第三回国際会議に出席し、我が国における材料データベース開発の現状などについて説明した。
材料オントロジーの拡張に関しては、前年度までにOpenMathによって熱物性データの数学的意味関係を表記する方法を開発し、これに基づいて産総研熱物性データベース収録の数式データを記述してデータベース及び関連するソフトウェアを開発した。開発の経緯などは随時熱物性シンポジウム、国際会議などで報告しているが、26年度中に全体をまとめて査読論文として投稿するべく準備中である。また材料データ交換に関しては、JSTによるマテリアル・インフォマティクスに関するワークショップなどでも報告している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 分散型熱物性データベースの開発(10) -OpenMathを用いた数式データの表現-2013

    • 著者名/発表者名
      山下雄一郎, 馬場哲也, 芦野俊宏
    • 学会等名
      第34回日本熱物性シンポジウム
    • 発表場所
      富山市
    • 年月日
      20131120-20131122
  • [学会発表] Semantic mathematical representation using OpenMath for equation2013

    • 著者名/発表者名
      Y. Yamashita, T. Baba and T. Ashino
    • 学会等名
      10th Asian Thermophysical Properties Conference
    • 発表場所
      Jeju, Korea
    • 年月日
      20130929-20131003
  • [備考] CODATA部会・科学技術データベース懇談会

    • URL

      http://www.codata.jp/

  • [備考] 分散型熱物性データベース

    • URL

      http://tpds.db.aist.go.jp/

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公開日: 2015-05-28  

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