研究概要 |
昨年度、携帯型のマルチポイント空間音響収録装置を製作を開始したが、本年度はその動作試験を行い、正常に動作することを確認した。また空間音響的なサイン音の認知特性に関し多種の実験を実施した。また再生装置のスピーカー比較検討を行った。これらの成果は下記で発表した。 竹内、金子、「漸増刺激法によるEV/HEVサイン音の音像定位評価に影響を与える誤差要因の検討」映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 (2013), 2-10-1-"2-10-2", 2013-12-18 本報告では、漸増刺激法により音像定位の評価を行い、その誤差にどのような要因があるかを細かく分析した結果を発表した。竹内、金子、「漸増刺激法によるEV/HEVサイン音の音像定位とスピーカの関係」信学技報 113(340), 25-27, 2013-12-05本報告は、放射特性(指向性)の異なるスピーカ間で定位実験を行い、音源の波形やスペクトルだけでなく、スピーカの指向性が影響を持つか否かを実測により確認した結果を報告した。 竹内、金子、他、「EV/HEVサイン音の音源定位評価を目的とした主観評価手法の検討 」聴覚研究会資料 = Proceedings of the auditory research meeting 43(1), 13-18, 2013-02-02 本報告では、従来から検討してきた音源定位の評価方法を、EV/HEV 向けに適用する方法について検討し、その結果を報告した。
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