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2011 年度 実施状況報告書

球技の実時間3次元計測によるトレーニングとゲーム分析に関する研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 23500232
研究機関立命館大学

研究代表者

徐 剛  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (90226374)

研究分担者 伊坂 忠夫  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30247811)
吉岡 伸輔  立命館大学, スポーツ健康科学部, 助教 (20512312)
深井 寛修  立命館大学, 情報理工学部, 助手 (50571585)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード球技の3次元運動解析 / 同期多カメラによる実時間3次元計測 / 並列分散処理 / 背景差分法 / 視体積交差法 / 選手の背番号認識
研究概要

一年目は、主にハードウェアの構築を行った。サッカー場をカバーできるように16台のカメラを購入した。それぞれのカメラにノートPCが一台専用で処理するようにカメラと接続した。更に、16台のカメラを同期機構でつないで同期撮影できるようにした。それぞれのカメラの画像に対して、対応するノートPCで2次元の並列分散処理を行い、その結果をサーバーPCに送り、サーバーPCで3次元の処理を行う、仕組みにしている。カメラとPCは市販品を購入したが、同期機構は近くの会社を見つけて、一緒に設計を行い、製作してもらった。かなり大規模なネットワークシステムとなっており、動作確認がまだ完全にできていない。ソフトウェアとしては、選手の背番号を認識する部分を開発した。選手の3次元的追跡だけでなく、その選手が何番かも認識することによって、選手ごとの運動データを記録することができる。各画像においては、選手の向きによって背番号を認識することができない場合もあるため、時間的追跡と合わせることにより、安定した選手認識を行う。 3次元計測の結果を用いて、実時間の自由視点画像合成の研究も行った。ユーザが選んだ任意の視点に対して実時間で画像合成を行うことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

不慣れのハードウェア選定と構築に時間がかかった。同期機構の設計と製作に時間がかかった。

今後の研究の推進方策

2年目は、1年目に構築したハードウェアとそれらを制御するソフトウェアと連携して、システムとして動作することを確認する。そして、従来開発してきた背景差分・視体積交差法・選手の特定と追跡のソフトウェアを組み込み、立命館大学びわこ・くさつキャンパスの体育館でまず実験を行い、ソフトウェアの課題を洗い出す。そして、新たに出てきた課題に対して一つずつ解決していくことにより、システムの完成度を高める。

次年度の研究費の使用計画

1年目に購入したものには、カメラのレンズが足りなかったため、数個追加で購入する。また、LANのHubが足りなかったため、PoEのスイッチングハブを新規に購入する。それ以外は、学会発表・打合せのための旅費と、補助員の謝金に充てる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] フィールドスポーツにおける同期多カメラを用いた複数移動物体の実時間追跡2011

    • 著者名/発表者名
      増田哲朗,高井翔太,後藤敦士,深井寛修,徐剛
    • 学会等名
      第17回画像センシングシンポジウム
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2011年6月9日
  • [学会発表] Real-Time Multi-Object Tracking Using Synchronized Multiple Cameras in Field Sports

    • 著者名/発表者名
      Tetsuro Masuda, Hironobu Fukai, Gang Xu and Yoshitoshi Kunieda
    • 学会等名
      The 7th Joint Workshop on Machine Perception and Robotics
    • 発表場所
      Beijing, China
    • 年月日
      Oct. 2011.13

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公開日: 2013-07-10  

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