研究課題/領域番号 |
23500258
|
研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
福井 一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (10199185)
|
キーワード | 音楽創造性 |
研究概要 |
・平成24年度のおもな研究実施内容は、以下のとおりである。 1)サンプル採取:インフォームドコンセントを得た被験者から分析用の唾液サンプル(遺伝子用、ホルモン用)を採取する。サンプルは分析まで凍結保存する。 2)サンプル分析:サンプルを解凍し、SHおよび音楽創造性関連遺伝子を抽出・測定する。 3)音楽能力テストの実施 ・当初の計画どおり、実験協力を承諾した被験者から唾液サンプルを採取した。また、音楽能力テストのデータ分析をおこなった。 ・さらに、採取したサンプル(遺伝子、およびSH)の抽出および、分析をおこなった。SHはEIA法によりホルモン量を計測した。音楽創造性関連遺伝子は、サンプルからDNAを抽出し、市販キットを使用して関連遺伝子のシークエンス解析およびフラグメント解析解析を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の実施計画どおり、研究は順調に進展している。 被験者からのサンプル採取も無事に完了し、サンプルからのデータ抽出もおおむね終了した。現在、より正確な結果を導くために、詳細な解析をおこなっている。
|
今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、サンプルから抽出したデータをもとに、SHホルモン量、遺伝子多型、および遺伝子発現量と、音楽才能テストの相関を分析することが中心となる。 くわえて、結果の公表(学会発表、論文投稿)も順次おこなっていく。直近では、2013年6月に開催される日本神経科学大会において、本研究成果を発表予定(アクセプト済み)である。
|
次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度の研究費は、データ解析に要する人件費、および成果公表へ向けての諸経費(旅費・英文校閲等)を中心に、使用する予定である。
|