研究課題
基盤研究(C)
本研究では、集団内の構成員間で調整ゲームが繰り返される状況でのリーダーシップの進化を分析した。分析の結果、線形順位制に基づくリーダー・フォロワーの役割分業の連鎖が、広いパラメータ領域において、エラーがある状況でも頑健性を持つことが示された。また、限定合理的プレーヤーを前提に役割分業を考察するため、経験から世界観を獲得する過程を帰納的ゲーム論の枠組みでシミュレーション分析した。分析の結果、有限時間に蓄積される記憶の限界により、同じ環境・能力のプレーヤーでも異質な選好構造を取得してしまうことが示された。このことは、同質なプレーヤー間に経験の異質性による社会的役割分業が起こりうることを示唆する。
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